1583年(天正11年)前田利家が入城した金沢城(旧尾山城)。度重なる火災での消失、再建を繰り返し、1869年まで加賀藩・前田家14代の居城として利用されていました。
その後、陸軍の拠点、さらに1950年から金沢大学丸の内キャンパスとして利用され、お城の中の大学として有名でしたが、1995年に大学が移転。そして石川県によって公園として整備され金沢城公園となりました。
2001年から一般公開されている金沢城公園(金沢城址)では、現存している石川門・1788年、三十間長屋・1858年の他に、再現建築された菱櫓、五十間長屋、橋爪門続櫓、橋爪橋や内堀などが見られます。
復元は1806年に再建された時の資料に基づき、日本古来の伝統的な木造軸組工法で造られ、菱櫓の床下軸組や二の丸側壁面の構造を見ることもできます。またこの復元建築物は、明治以降の木造城郭としては全国最大規模を誇ります。
|