●情緒ある町並み
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香林坊の繁華街から少し入ったところは、藩政時代には上・中級藩士の住居地でした。この一角には大野庄用水が流れ、その用水沿いには土塀と石畳が連なる昔ながらの町並みが残されています。
この中で唯一内部が公開されているのは、武家屋敷跡野村家で、千二百石の野村伝兵衛信貞家の庭園・茶室などが拝見できます。また、城下町の風情を満喫できるこの界隈は、ドラマのロケなどでもよく使われています。
長町武家屋敷跡
文政3年(1820)に加賀藩が、この近辺に点在していたお茶屋を集めて整備した茶屋街です。石畳の道の両側に紅殻格子のお茶屋が軒を連ね、藩政時代の情緒が色濃く残っています。
この地区は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、藩政期の面影をそのまま残した景観が楽しめます。また、内部を一般公開している所もあり、典型的な江戸時代のお茶屋の造りを拝見できます。
ひがし茶屋街
100mほどの間に今でも多くの料亭や芸妓の置屋があり、紅殻格子で2階建ての風情ある町並みが残っています。通りの中ほどにはお茶屋を再現した金沢市西茶屋資料館があります。
にし茶屋街
浅野川沿いに続く茶屋街で、ひがし茶屋街、にし茶屋街と並ぶ、金沢三茶屋街のひとつ。現在は料亭やバーなどが多いが、紅殻格子が続く町並みはなごみのひととき。夕暮れからは、街の光が浅野川の水面に映し出され、さらなる風情を醸し出されます。
なお、主計町という町名は、昭和45年に「住居表示に関する法律」により「尾張町2丁目」に変更され消失したが、金沢市と住民の強い希望で、平成11年に旧町名「主計町」が復活。このように旧町名が復活するのは全国初の事例。
主計町茶屋街
Photograph by Ishikawa Prefecture and Kanazawa City and Awacho Shoyu Copyright(C) 2009 AWACHO SHOYU Co.,Ltd.
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