1712年、宮崎友禅斎によって確立された加賀友禅。石川県を代表する伝統工芸品である加賀友禅に、気軽に親しめる空間です。友禅を試着したり、ハンカチの型染め体験などができます。

加賀友禅を見学・体験できる加賀友禅工房です。長町武家屋敷跡の中ほどにあった「彩筆庵」が、2003年12月、長町武家屋敷沿いにある本工房に統合・移転しました。
実際に筆を使って行う彩色体験、加賀友禅の着物を羽織っての記念撮影、本物の職人が行う彩色作業の見学や、加賀友禅の特徴、歴史、作品（染軸、衝立、振袖など）の展示を見ることができます。

九谷焼や加賀友禅、輪島塗などをはじめとする、石川県伝統工芸36品目のおもな制作工程が、道具類、原材料とあわせて展示されています。

前田家は初代藩主、前田利家の頃から能をたしなんでおり、５代藩主綱紀が宝生流を取り入れました。以後歴代藩主もまた能楽を手厚く保護し、庶民にも奨励したため、石川県は全国でも屈指の能楽の盛んな土地となりました。この施設では定期的に能楽講演や邦楽演奏会が行われております。

古九谷をはじめ藩政期の作品の展示のほか、ろくろ成型や絵付けなどの一連の作業工程が間近で見られ、絵付けの体験もできます。

340年の歴史を持つ大樋焼は、ロクロを一切使わず手捻りにより成形された独特の焼き物。裏千家の始祖・四世仙叟宗室居士と同道した初代長左衛門から現代まで、歴代の大樋焼と加賀金沢の茶道文化にふれる美術館です。初代から十代に至る大樋焼340年の歴史と新たなる伝統を重ねる姿を3つの展示室に展開しています。

全国の金箔生産量の98％以上は金沢で生産されています。その金箔の製造工程の説明や、金箔を使用した美術工芸品が展示されています。2010年10月5日に現在の場所に移転オープン。

金箔の歴史や金箔を使用した美術工芸品の展示、製造工程が見学でき、箔移し体験コーナーもあります。

金沢の伝統工芸を担い手を養成するために設立された施設。陶芸、漆芸、染、金工、ガラスなどの参加型教室や、本格的な工芸技術者の育成研修が行われている工房を窓越しに見学が出来ます。

また、常設展示室では加賀藩御細工所に関する作品や、陶芸、金工、染、漆などの金沢の工芸作品、江戸時代後期の春日山窯、民山窯をはじめとする卯辰山ゆかりの焼き物を展示公開しています。